Apache Solrのmanaged-schema.xmlにおいてcopyFieldを使うと、インデクシング時にフィールド値をコピーする事ができます。
たとえば、次のようなcopyFieldを設定したとします。
<copyField source="cat" dest="text"/>
<copyField source="name" dest="text"/>
<copyField source="manu" dest="text"/>
<copyField source="features" dest="text"/>
こうすると、インデクシング時にcat, name, manu, featuresフィールドの値がtextフィールドにコピーされます。このとき、コピー先のtextフィールドは、multiValued="true"でなければなりません。
このようにする一つの理由としては、分散している複数のフィールド値(上の例ではcat, name, manu, featuresフィールドの値)をコピー先のフィールド(上の例ではtextフィールド)にまとめ、個別のフィールドを検索する代わりにコピー先の一つのフィールドを検索することで検索速度を上げることを狙う、などがあげられます。ただし、フィールドが一つになってしまうことで、フィールドごとの重み調整やAnalyzeの細かな調整が効かなくなってしまいます。
日本語においては、次のような設定で形態素解析と文字N-gramの両方を使う、ということがよく行われます。
<copyField source="title" dest="title_2g"/>
ここで、titleは形態素解析、title_2gは2-gramフィールドとします。