ChatGPTのような生成AIチャットは人間とリアルタイムの(テキストによる)会話を行うツールです。一方、KandaSearchをはじめとする(セマンティック)検索エンジンは、大量のテキスト・画像・動画・音声データ(これらを「文書」と総称します)などから目的の文書を探すためのツールで、両者は用途が全く異なります。
生成AIチャットは正解がない推論が得意な一方、信頼できる知識を再現することができず、いわゆる「幻覚(hallucination)」を創出してしまう問題があることに常に気をつけながらアプリケーションを構築する必要があります。(セマンティック)検索エンジンはこれとは逆の特徴を持ちます。この様子をまとめると、下表のようになります。
表に示すように、両者は互いの弱点を補い合う関係にあるので、両ツールをうまく組み合わせた業務アプリケーションを構築するとよいでしょう。