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Apache Solr 9.4.0 が利用可能になりました!

  

投稿日: 2023年10月20日

    

Apache Solr 9.4.0 が KandaSearch で利用可能になりましたのでお知らせします。

使い方

インスタンス作成時にSolrバージョンの選択肢が表示されますので、9.4.0を選択してください。スタンドアロン、SolrCloudともサポートしています。

ご注意事項

KandaSearch ライブラリーで配布されているSolrコンフィギュレーションやSolrプラグインは、Solr8向けとSolr9向けの2通りあります。お使いのSolrバージョンに合わせてこれら拡張機能をご選択ください。

Apache Solr 9.4.0 のリリースノート

以下に日本語訳した Apache Solr 9.4.0 のリリースノートを掲載します。オリジナルのリリースノートはこちらをご覧ください。

Solr は Apache Solr プロジェクトが生み出した、人気があり、極めて高速なオープンソースの NoSQL 検索プラットフォームです。その主な機能は強力な全文検索、ヒットハイライト、ファセット検索、動的クラスタリング、データベース統合、高機能な文書ハンドリング、そして地理検索です。Solr はとてもスケーラブルで、耐障害性が高い分散検索とインデクシングを備え、世界中の巨大なインターネットサイトの検索とナビゲーション機能を牽引しています。

Solr 9.4.0 は下記より今すぐダウンロード可能です。

https://solr.apache.org/downloads.html

Solr 9.4.0 リリースのハイライト

  • Solrが使用するLuceneのバージョンが9.8にアップグレードされました。(リリースノートをご覧ください)
  • Jettyのバージョンが、CVE-2023-44487への対応として10.0.17に更新されました。
  • ノードレベルのキャッシュがサポートされました。
  • アップデートリクエストに対してサーキットブレーカーが利用可能になりました。
  • CPU利用率の割合で機能する新しいサーキットブレーカーが追加されました。以前の「CPU」というサーキットブレーカーは、より正しい意味を持つ名前として「LoadAverageCircuitBreaker」に名称が変更され、これはパーセンテージではなくシステムのロードアベレージに基づいて動作します。
  • Solrに、常時稼働のトレースIDジェネレーターが含まれるようになりました。これにより、すべてのSolrリクエストにトレースIDヘッダーが挿入され、クライアントが提供した値を渡すか、必要に応じて新しいIDを生成し、既存の「rid」(リクエストID)に置き換えます。
  • Solrは、専用のスレッドプールで非同期に実行し制御することで、「バックアップ」、「リストア」、および「スプリット」などの高コストな基本操作の同時実行数を制限します。
  • ‘code with PKCE’ フローでOAuth 2.0/OIDCをサポートします。
  • TLSおよびmTLSに関する複数のバグ修正が行われました。

Solrの以前のバージョンからのバージョンアップの方法についての情報はSolrリファレンスガイドのアップグレードノートをご覧ください。

https://solr.apache.org/guide/solr/9_4/upgrade-notes/solr-upgrade-notes.html

全ての新機能、変更点、不具合改修点を見るには以下の CHANGES.txt をお読みください。

https://solr.apache.org/9_4_0/changes/Changes.html

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