Apache Solr 9.5.0 が KandaSearch で利用可能になりましたのでお知らせします。
使い方
インスタンス作成時にSolrバージョンの選択肢が表示されますので、9.5.0を選択してください。
ご注意事項
KandaSearchの拡張機能ライブラリーで配布されているSolrコンフィギュレーションやSolrプラグインご利用時は、お使いのSolrバージョンに合わせてこれら拡張機能をご選択ください。
Apache Solr 9.5.0 のリリースノート
以下に日本語訳した Apache Solr 9.5.0 のリリースノートを掲載します。オリジナルのリリースノートはこちらをご覧ください。
Solr は Apache Solr プロジェクトが生み出した、人気があり、極めて高速なオープンソースの NoSQL 検索プラットフォームです。その主な機能は強力な全文検索、ヒットハイライト、ファセット検索、動的クラスタリング、データベース統合、高機能な文書ハンドリング、そして地理検索です。Solr はとてもスケーラブルで、耐障害性が高い分散検索とインデクシングを備え、世界中の巨大なインターネットサイトの検索とナビゲーション機能を牽引しています。
Solr 9.5.0 は下記より今すぐダウンロード可能です。
https://solr.apache.org/downloads.html
Solr 9.5.0 リリースのハイライト
- Solrでは「ノードレベル」のメモリとCPUのサーキットブレーカーをサポートするようになりました。ノード上のすべてのコアでデフォルトで継承されます。
- コレクションとレプリカのプロパティが、設定ファイル（例: solrconfig.xml）内でプロパティ置換変数として使用できるようになりました。
- Solrは、TLSが有効になっている場合、更新されたキーストアとトラストストアファイルを自動的にリロードします。
- トレース機能は、分散コレクションコマンドの追跡の改善や、ApacheとJettyのHTTPクライアントで行われる内部リクエストのカバレッジの拡大など、さまざまな品質向上の改善を受けました。
- Solrは、ノードレベルのプラグインを設定する手段として、”immutable infrastructure（インフラストラクチャーを変更不可能な状態に保つこと）” に対応する solr.xml 用の
<clusterSingleton>タグを提供します。これにより、”/cluster/plugins” APIを使用することで、稼働中（live）のクラスターでプラグインを管理する代替手段が提供されます。 - 9.5.0から、Solrのリリースでは多くのv2 APIをカバーするOpenAPI仕様を提供します。ユーザーは、この仕様をOpenAPI互換のツールと組み合わせて、ドキュメントやさまざまなプログラミング言語のクライアントなどを作成することができます。詳しくは、https://www.openapis.org/what-is-openapi をご覧ください。
Solrの以前のバージョンからのバージョンアップの方法についての情報はSolrリファレンスガイドのアップグレードノートをご覧ください。
https://solr.apache.org/guide/solr/9_5/upgrade-notes/solr-upgrade-notes.html
全ての新機能、変更点、不具合改修点を見るには以下の CHANGES.txt をお読みください。