Apache Solr 8.11.3 が KandaSearch で利用可能になりましたのでお知らせします。
使い方
インスタンス作成時にSolrバージョンの選択肢が表示されますので、8.11.3を選択してください。
ご注意事項
KandaSearchの拡張機能ライブラリーで配布されているSolrコンフィギュレーションやSolrプラグインご利用時は、お使いのSolrバージョンに合わせてこれら拡張機能をご選択ください。
Apache Solr 8.11.3 のリリースノート
以下に日本語訳した Apache Solr 8.11.3 のリリースノートを掲載します。オリジナルのリリースノートはこちらをご覧ください。
Solr は Apache Solr プロジェクトが生み出した、人気があり、極めて高速なオープンソースの NoSQL 検索プラットフォームです。その主な機能は強力な全文検索、ヒットハイライト、ファセット検索、動的クラスタリング、データベース統合、高機能な文書ハンドリング、そして地理検索です。Solr はとてもスケーラブルで、耐障害性が高い分散検索とインデクシングを備え、世界中の巨大なインターネットサイトの検索とナビゲーション機能を牽引しています。
Solr 8.11.3 は下記より今すぐダウンロード可能です。
https://lucene.apache.org/solr/downloads.html
Solr 8.11.3 リリースのハイライトは以下の通りです。
セキュリティ対応
- 「enableRemoteStreaming」と「enableStreamBody」のSolr構成オプションをシステムプロパティと環境変数に変換しました。
- 特定のファイルタイプがコンフィグセットにアップロードまたはダウンロードされないよう制限しました。
- ストリーミング式を使用する際、ZK資格情報とACLはすべてのZKサーバーに送信されなくなりました。これらは、デフォルトのZKホストに送信された場- 合のみ使用されます。
- スキーマデザイナーは、コンフィグセットの正当性を正しく管理できるようになりました。
- UIでは、デフォルトでさらに多くのシステムプロパティ(sysProps)が非表示になります。
- さまざまなクライアントライブラリのアップグレードが行われました。これには、Jetty、Tika、Netty、Calciteなどが含まれます。
不具合修正
- TLOGレプリカ上のトランザクションログ(TLOG)が無限に大きくなることはなくなりました。
- PRSを使用しているクラスターに対するさまざまな修正が行われました。
- コレクションのRENAME APIは、壊れたエイリアスを作成しなくなりました。
- スキーマ/コンフィグの各APIの使用によってアップロードされたコンフィグファイルが壊れることはなくなりました。
- FieldLengthFeatureがNon-stored(非格納)/Missing(欠落)の時に発生していたNPE(NullPointerException)が修正されました。
- 管理対象リソースに対するHEADリクエストで発生していた500サーバーエラーを修正しました。
機能追加
- s3-repositoryモジュールでAWS STSサポートをサポートするようになりました。
- 「ノードのロール」と「クエリを専用で処理するノード」が追加されました。
Solrの以前のバージョンからのバージョンアップの方法についての情報はSolrリファレンスガイドのアップグレードノートをご覧ください。
https://solr.apache.org/guide/8_11/solr-upgrade-notes.html
全ての不具合改修点を見るには以下の CHANGES.txt をお読みください。
https://solr.apache.org/docs/8_11_3/changes/Changes.html
Solr 8.11.3には、対応するApache Luceneリリースのバグ修正も含まれています。